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Essays
2016年10月

2016年10月


 皆さんの移動手段に徒歩や自転車、車が含まれるだけでなく電車やバスも日常的に利用される方は多いのではないでしょうか。ここインドには、日本にない移動手段「オートリキシャー」があります。ガス燃料で走る三輪タクシーのことです。そしてこのリキシャーという名前、日本の人力車が由来のようです。ちなみにデリーにはまさに人力で動く「サイクルリキシャー」というものもあります。


 見た目はタイのトゥクトゥクのようですが、オートリキシャーは観光客向けというよりも現地の人たちの必要な足となっています。なので料金設定がとてもリーズナブルです。日本のようにメーターを使って利用すると、2kmまでRs.25(約50円)/4kmまでRs.52(約100円)/6kmまでRs.78(約150円)なのです(著者調べ)。このような料金設定なので、ちょっとした移動の繰り返しで思わず使いすぎてしまいます。お腹の大きなインド人が多い理由もわかります(笑)。


 しかし、全てのドライバーがちゃんとメーターを使ってくれるかと言えば、そうではありません。だいたいの利用時はまずはメーターを使うかの交渉で、そのあとに値段の交渉になります。「ここに行きたいんだけど大丈夫?」と聞いて「大丈夫、まかせろ。」と言われても、いざ到着したら「思ったより遠かったから料金多めに払え」と言われることも多々あります(笑)。


 扉がない安全性はさておき、生の景色や匂いで、まさに移動しながらインドを感じられるので、お勧めの乗り物です。



Busport2016年11月号より

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